【株式会社リハピネス】代表取締役 稲垣好一さん

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インタビュー

子ども、高齢者、障がいのある方。年齢や状態によって必要な支援は変わります。けれど、その人の可能性を信じ、必要な場所やサービスをつくり続けていく姿勢は変わりません。株式会社リハピネスは、児童発達支援、放課後等デイサービス、生活介護、デイサービス、ショートステイ、老人ホームなど、幅広い福祉サービスを展開する会社です。現在は直営21拠点、フランチャイズ9拠点、社員数は約260名。子どもから高齢者まで、さまざまな世代の暮らしを支えています。
今回は、株式会社リハピネスの代表取締役・稲垣好一さんに、創業のきっかけ、会社づくりで大切にしている価値観、働く人に求めること、そして稲垣氏にとっての『ハタラク』の意味についてお話を伺いました。


株式会社リハピネス / 稲垣好一さん
1982年愛知県名古屋市生まれ。東京福祉大学卒業後、医療法人・社会福祉法人で現場経験を積み、2011年に独立開業。デイサービスを起点に事業を拡大し、現在は21事業所と9つのFCを運営。子どもから高齢者まで幅広い福祉サービスを展開している。複数の国家資格や、重要な資格を自身で保有し、それを活かした現場目線の経営を強みとし、次世代の経営者育成にも力を注いでいる。

創業のきっかけを教えてください

2011年5月に事業を開始しました。私は元々デイサービスの管理者をしており、守山区で一番のデイサービスにしたいと尽力していました。改善を重ねて施設の稼働率を80%まで高めたものの、さらなる変革を目指した際に施設長から「手に負えない」と告げられ、「じゃあ、自分でやってしまおう」と決意したことが、リハピネス創業の原点です。こういう事業をやったらみんなが幸せになれるんじゃないかと考えるのが好きで、一緒にアイデアを実現してくれる人を募りました。

福祉の分野に進まれたきっかけは何ですか?

理工学部に進学したのですが、モチベーションが上がらなくなり、「もっと直接的に人の役に立つことがしたい、困っている人を助けたい」と福祉の専門学校へ進学しました。22歳で介護福祉士、24歳で社会福祉士の資格を取得しました。その後も、子どもの事業を行うために保育士、精神・発達障がいの分野に関わるために公認心理師など、事業展開に合わせて必要な資格を取得してきました。
スタッフへのキャリアパスを考える際にも、自分自身が学び続けてきた経験が説得力になっています。

会社の規模や特徴を教えてください

直営21拠点、フランチャイズ9拠点、社員数は正社員が130名、パート社員が130名の約260名です。去年だけでも4拠点開業しており、最近は閉鎖しかけている事業所を引き取って再建することが多いです。業種は福祉業で、特徴としては、子ども・高齢者・障がい者とどの世代にも対応できるようにし、さらにその中でも細分化して事業所を展開しています。就労支援事業所は展開しておりませんが、一般雇用で障がいのある方が働いています。キャリアの相談など、スタッフの熱意やチャレンジ精神を応援しています。

会社運営において大切にされていることを教えてください

出会うものや提供するものの価値観を高めていくことを大切にしています。特に大切にしているのが「成長のベクトル」という考え方です。利用者もスタッフも成果主義に傾きすぎず、その人なりに良くなっていく過程が見えるようにしながら、成長していってほしいと思っています。
福祉の仕事では成果が数字では見えにくい場面がたくさんあります。小さな変化や、家族・利用者・一緒に働く人の主観的な声を見逃さずに、その人がどう感じたか、どんな変化があったかを集めて共有しています。まずは行動してみるというのも大切ですね。

会社の強みや長所は何ですか?

やりたい事業を実現できることが大きな強みです。事務職のスタッフが保育士に挑戦したいと言えば兼務から始めて、最終的に保育の現場へ移ることもあります。上司と合わなければ職場を変える、朝が苦手な人には遅めの出勤を考える。選択や挑戦を可能にし、制度で人を縛るのではなく、柔軟にその人が活躍できる形を考えます。
大切にしているのは個々の可能性を諦めず、どんな人でも人生の選択ができる、本人が持っている力を信じるエンパワメントの考え方です。

稲垣さんから見た会社の雰囲気を教えてください

とにかく色んなことをやっているので「福袋」のような雰囲気があります。何をやっているのかよくわからないと言われることもあります(笑)。
高齢者の支援に向いている人もいれば、子どもの支援に向いている人もいる。障がい福祉の現場で力を発揮する人もいる。自分の好きや得意に合った職場を幅広く選べるので、可能性は無限大です。ボーダーが無いですね。独立を考える人もいますし、新しく事業所を作ることもできます。

働いている人たちに向けての工夫はありますか?

特徴的な取り組みの一つが「精勤手当」です。計画的に出勤し、日報を提出することで給与が増える仕組みです。「グッドエンド」で終わってほしいので日報の中にはその日の良い体験を書いてもらい、自分を律する力を育て、小さな習慣から働く土台を作っています。
さらに働く人の健康に力を入れており、フィットイージーと法人契約してスタッフがジムを利用できる仕組みを導入しています。実際に健康診断で腹囲の数値が会社全体として改善した結果も出ています。福祉の仕事をする人自身の健康リテラシーを高めることが、働きやすさにつながっていきます。

面接で社員を採用するときのこだわりはありますか?

面接時間は長く、二次面接まで行います。心理アセスメントをとり、強みを聞くだけでなく時間をかけて弱みも伝えてもらい、否定せずに聞き出すことが重要だと考えます。採用担当だけでなく施設長も採用に関わっています。正社員は代表面接を行っています。
前の会社への不満が強い方もいるので、本人が抱える課題について共有し、意思確認をしています。課題を乗り越えて働きたいという方は条件付きでの採用にすることもあります。

趣味や休日の過ごし方を教えてください

2年半ほど前から、月200kmのマラソンと週3回のウエイトトレーニング、1か月に1冊は早朝に本を読むことを習慣にしています。以前は喫煙や夜遅くまで飲む生活をしていましたが、健康経営に意識を切り替えたタイミングで生活リズムを大きく変えました。
休日はまず朝に走り、息子と野球を楽しんでいます。料理も好きで、作るものはワンプレート系から凝った料理まで様々です。運動量に合わせて食事を変えたり、毎日PFCバランスも確認しています。一度始めると、こだわり尽くすタイプです。

株式会社リハピネスにとって『ハタラク』とは?

アクティブに活動して、活躍することだと考えます。体を動かして、仕事という形に限らず、本を読むことも、体を動かすことも、脳を働かせることも、その人がアクティブに活動していれば、それも『ハタラク』ことにつながると思います。
自身の今後のビジョンとしては、自分らしさを追求していきたいです。大きな未来の計画も持ちながら、それ以上に今あることを一生懸命やることを大切にしています。


株式会社リハピネスは、福祉の幅広い領域に挑戦しながら、利用者一人ひとりの可能性、そして働くスタッフ一人ひとりの可能性を信じる会社です。子どもから高齢者まで、必要な支援をつくり続けること。成果を数字だけで判断せず、その人なりの成長のベクトルを見ること。働く人の健康や自律を支えること。そして、完璧な人を求めるのではなく、弱みも含めてその人と向き合い、成長を支えること。福祉の仕事は、誰かの生活に深く関わる仕事です。だからこそ、働く人自身も、自分の可能性を諦めず、自分らしく活躍していくことが大切なのかもしれません。「自分なんか」と思わずに、まず一歩動いてみる。その一歩を支えてくれる環境が、リハピネスにはあります。


【株式会社リハピネス】

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