【有限会社芳村商店】代表取締役 芳村暢昭さん
産業・一般廃棄物処理業を中心に展開する有限会社芳村商店。かつては “半年持てば長い”と言われるほどの厳しい職場だった同社が、今では”辞めにくい”と言われるほど社員定着率の高い笑顔の絶えない会社へと変貌を遂げています。今回は、代表取締役の芳村暢昭氏に、変革の背景と芳村氏が大切にする『ハタラク』の意義について、お話を伺いました。
有限会社芳村商店 / 代表取締役 芳村暢昭さん
1976年愛知県春日井市生まれ。名古屋経済大学経営学部卒業後、様々な職を経験し、2004年に両親と姉が営む有限会社芳村商店へ入社。1拠点だった事業所を拡大しながら、2021年に代表取締役に就任。さらに小牧市へも事業所を展開し、現在は津島事業所開設に向けて活動中。地域との連携を大切にしながら、一般・産業廃棄物処理業を通じて社会に貢献している。
会社の創業と事業概要について教えてください
当社は、1976年に私の両親が個人事業として創業し、その後1990年に法人化しました。私が生まれた年に両親が独立してスタートしたのが始まりですね。その後2021年に事業継承を受け、私が代表取締役に就任しました。
主な事業は、産業廃棄物と一般廃棄物の収集・処理です。春日井市を拠点に4つの事業所を展開していて、扱う廃棄物の範囲は非常に広く、店舗ゴミ、建設廃材、食品廃棄など、あらゆるジャンルの廃棄物に対応できる体制を整えています。現在(2025年4月)、正社員22名、パート7名の計29名で事業を運営しています。

会社運営で大切にしていることは何ですか?
一番大事にしているのは“人とのコミュニケーション”ですね。社員との繋がりを何よりも大切にしています。かつては厳しすぎた経営スタイルがあり、”結果重視”の姿勢から社員の離職が相次ぎ、「半年続けば長い」と言われるほどの状況でした。
しかし、事業承継をきっかけに自らの姿勢を180度転換して、挨拶をしっかりし、報告、連絡、相談といった“当たり前”の行動を徹底し、社員一人ひとりに寄り添う経営スタイルへと舵を切り、その変化が、職場の雰囲気と定着率を大きく改善しました。
現在の社内の雰囲気について、どのように感じていますか?
第一印象は「笑える会社」ですね。とても穏やかで居心地の良い雰囲気です。
部署を跨いで社員同士が交流を楽しんでいて、遊びに行ったり、プレゼント交換をしたりする光景も珍しくないようです。こうした日々のちょっとした気遣いや、小さな関係性の積み重ねが今の雰囲気をつくっているのではと思います。
仕事は大変ですが、社員が嫌々働いている感じはなく、何かトラブルがあったときも、“責任は上がとる”というスタンスを貫くことで、社員が安心して働ける環境が実現しているのだと思います。

社員を採用する際のこだわりを教えてください
当社の採用において大きな基準のひとつが「活力朝礼」です。毎朝、社員全員で声を出し合うこの朝礼に“恥ずかしがらずに取り組めるか”を面接時にしっかりと確認します。スキルや経験よりも、素直に人の話を聞けるか、ルールを守って仲間と一緒に動けるか、という点を重視していますね。
入社後に社内教育をしっかり行うので、特別な能力は必要ありません。「人とのつながりを大事にできるか」が、何より大切な基準です。

趣味や休日の過ごし方について教えてください
実は長い間、 趣味らしい趣味がなく、ずっと「仕事が趣味」と言ってきました。が、このままおじいちゃんになるのはマズいと一念発起し、最近ゴルフを始めました。今では毎週日曜日、仲間と一緒にラウンドするのが楽しみになっています。
他には、家族と過ごす時間も大切にしています。休日は子どもと出かけることも多いですね。

最後に、あなたにとって『ハタラク』とは何でしょうか?
私にとって『ハタラク』とは『楽しむ』ことですね。一人で働くよりも、仲間と働くほうがやはり楽しいので、仲間とともに働くことを大切にしています。
この仕事もやりたくて始めたわけではなく、親の事業を継いで今がありますが、仕事を通して多くの人と関わり、“ありがとう”と言ってもらえることが、何よりも自分自身の喜びになっています。
今後も、社員がのびのび働くことができ、安心してチャレンジできる職場として、「人とのつながりを大切にしながら、社員全員が楽しめる環境」を目指していきたいと思います。
かつては「辞めやすい会社」と言われた芳村商店は、今や「辞めにくい会社」へと変貌を遂げました。その転換のカギは、社長自身の変化と、当たり前を徹底して大切にする姿勢にありました。厳しい時代を乗り越え、今では社員同士が自然に支え合い、のびのびと働ける場所へと変化しています。働く楽しさを実感できる温かい社風は、きっとこれからも地域に根づき、多くの人を惹きつけていくでしょう。
【有限会社芳村商店】
〒486-0812
愛知県春日井市大泉寺町443-502
TEL. 0568-84-2587
FAX. 0568-83-4411
URL. https://yoshimurasyouten.jp

